お父さんだからできる子どもの心のコーチング を読んで

父親

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著者の菅原さんとは?

ハートフルコミュニケーションという活動に取り組んでいる方で、NPO法人ハートフルコミュニケーションの代表理事を務められている方です。

ハートフルコミュニーケーションでは、親の役割を「子どもの自立をサポートすること」と定義しており、自立に向けて次の3つのことを教える必要があると説明されています。

・愛すること
・責任
・人の役に立つ喜び

これらを踏まえた上で父親として、どんなことを子どもに伝えていけばよいのかが記載されています。

子育てには母性と父性が必要

母性は「母親」という意味ではなく、やさしく包み込んで安心感を与えてくれるもの、甘えを受け入れ依存させてくれる存在を意味している。

一方、父性は「父親」という意味ではなく、父なるものに象徴され、甘えを断ち切り、世間において一人の人間として、自立して暮らすために必要なことを伝える存在です。

この両方が子育てには必要であると説明されています。

父親が伝えるべきことは?

何ができて何ができないのか?体験を通じて、子ども自身がこれらのことを認識することが必要。本で言うところの「万能感のシェープアップ」ということです。

この万能感のシェープアップを通じて、子ども自身が「自分でできること」を認識できるように方向付けを行い、さらに「できないこと」が「できる」ようになるには?どうすればよいか?

このサポートを行うのが父親の役目と説明しています。

さらに、できることを増やしていく中で、今度は、限界を設定する=こどもにやってはいけないことをしっかりと伝える必要があると話しが展開されます。

このように「できること」を増やすような働きかけをしつつ、「できること」が増えてきたら、今度は「やってはいけないこと」を伝えていくということが父親の役割だと書かれていました。

成長段階別のアプローチ

この本の中には「成長段階別・お父さんにできること」として、乳幼児期・小学校入学頃・思春期の具体的な内容が記載されています。

ざっくりとまとめると以下のような感じです。

乳幼児期には「母親のサポートと子どもとの絆づくり」

小学校入学頃には「母親の意図をくみ取りながらの長期的な展望を見た子どもへの対応」

思春期には「一緒にいること、楽しむ体験を共有すること、子どもの話しをよく聞くこと」

最後に

これらの内容をひとつの指針として取り組んでいくことが大切だと感じました。なかなか全てのことを理解するのは難しいので、この中の一つでも覚えておければよいかなと思います。

個人的には「母性と父性」の内容がなるほどと感じました。

あらかじめ、こんな形でのサポートができるということが分かっていれば、心の準備もできますしね。

お父さんだからできる子どもの心のコーチング (PHP文庫)
by カエレバ

⇒ EXダンス体操で子どものダンスの基礎作り

⇒ 0歳児と親子ダンスするならエビカニクス

⇒ 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!(林成之著)を読んで

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