元川悦子さん著「勝利の街に響け凱歌ー松本山雅という奇跡のクラブ」

松本

元川さんが書いた松本山雅の本!ということで読まないわけにはいけない!と思い購入しました。

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元川さんとは?

松本出身で現在も松本在住のサッカージャーナリストで、日本代表に関する書籍をいくつか出版されていますし、日本代表以外のサッカーに関する書籍もいくつか出版れている方です。 最近は、地元のチームである松本山雅を中心に取材をされており、松本では、日曜日にサッカーの話題(主に松本山雅)を中心としたラジオ番組にも出演されている方です。

また、サッカー雑誌にも記事がよく掲載されており、元川さんの記事を見つけたときは必ずと言っていいほど、読んでいます。

勝利の街に響け凱歌ー松本山雅という奇跡のクラブ

本屋で見つけたときは、すぐに立ち読みをしました。 パラパラと目を通すと、反町監督が試合後に行う会見時のはなしや、取材をされたときに聞いた言葉、さらに選手自身の言葉、松本山雅を運営する会社の社長や、松本山雅を離れた選手や引退した選手からのはなしなども書かれているので、ひじょーに興味深いと思い、購入しました。

読んでみると、これがまた、さらに奥が深い! 反町監督が監督に就任されてから、J1で戦い始めたまでの内容が書かれており、J1初戦となった名古屋グランパスとの試合後の選手のインタビューまで書かれています。 個人的には、反町監督がどのような計画をたて、強くしたのか?という部分、過程に興味がありました。 とにかく、よく走ると言われている松本山雅のチームスタイルをどのように積み上げてきたのか?また、J2昇格から、わずか3年でJ1に昇格できた要因はどのようなことなのか?本を読んでその秘密の一部が、垣間見えた気がします。

個人的には、フィジカルトレーニングの積み重ねと選手自身の意識改革との相乗効果があったのだと思いました。 試合を通じて各個人が、J2でもやれる!さらに、J1に上がってもやれる!と手応えを感じることができたのも、緻密な計画と日々の積み重ねがあってこそだと感じました。 また、J1から降格したチームであっても、そう簡単に昇格できないJ2の難しさという部分についても、反町監督の考え(「勝負は細部に宿る」ということを信条にしている)が書かれており、実際にJ2で戦い勝ち抜いた監督の言葉ということもあるので、説得力がありました。

このように、監督や選手のはなしなども書かれており、どのような戦いを経てJ1まで昇格したのか?その歴史が書かれています。 もちろん、なにかとターニングポイントになることが多い、東京ヴェルディ戦についても触れられています。 チームがどのように強くなっていったのか?その秘密がわかるとともに、反町監督のチームマネジメントの仕方なども分かる本でした。

勝利の街に響け凱歌 松本山雅という奇跡のクラブ
by カエレバ

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