サポーターをめぐる冒険(中村慎太郎著)を読んで

国立

Jリーグを見に行きたくなってしまった!

子どもが二人いて(3歳と0歳ということもあり)めっきりサッカーを生で観戦できていませんが、この本を読めば読むほど、スタジアムで、生で観戦した時のことを思い出し、また、観戦したいと強く思いました。

特定のチームのサポーターではありませんが、サッカー観戦が好きで高校サッカーからJリーグ、日本代表の試合、国立競技場、味スタ、埼スタ、横浜スタジアム、鹿島スタジアム、日立台と様々なスタジアムで観戦したことを思い出しました。

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観戦していた時のこと

最寄りの駅を降りて歩いていくと、徐々にその姿を表すスタジアム。その様子だけで、胸が高鳴る感覚があるものです。

周りはホームチームのユニフォームをきた方々だけでなく、アウェイチームのユニフォームをきた方もいて、これから試合が始まるぞ!という雰囲気があり、何ともいえない期待感やワクワク感があったものです。

いざ、スタジアムに着くと、まず座席を探すため、スタジアムの上の方に登り、そこから座席を眺めながら、ここ!と思う場所に座っていました。

そして、試合開始までのウォーミングアップを見ながら、自分のテンションもあげていき練習内容を見入っていたものです。

それぞれのチームのやり方があって、その違いを楽しんでいました。

こんなことを思い出したこともあり、久しぶりにJリーグを見たいと思いました。

本を読んでの印象

著者の文章には、ご自身の気持ちの変化が詳細に記述されており、その気持ちの移り変わりに共感できる部分が多々あることで、自分も実際に観戦していたときの感覚がよみがえってきました。

何よりも、著者の第三者的な視点から描かれているサポーターの方々の様子、ご自身の気持ちの揺れというか、分析が伝わってきました。

そして、この本で一番印象的なフレーズが次の言葉です。

「Jリーグファンは寂しかったし、悲しかったのではないか」

様々なサポーターとふれあっていく中で、感じた言葉であり、筆者が紡ぎ出した言葉です。

ふと考えたこと

観戦はもっばらJリーグですが、Jリーグを支えているのは、J2などの下のカテゴリー、さらに、大学サッカーや高校サッカー、ユースであり、もとをたどれば、少年少女サッカー、このような底辺があることで、Jリーグを頂点としたサッカーピラミッドが成り立っている。
自分もサッカーをやっていたので、これらのピラミッドの一部に携わり、サッカーを広げていたかと思う。

自分がサッカーをすることで親も、興味のなかったサッカーに興味を持ち始め、今ではテレビで観戦することを忘れない。ライブで見れないときは、録画をしてまで見ている。

そんなことを考えていくと、その時、その時で、自分のペースで関わることで、サッカーを楽しめばよいのではないかと思うことができた。

そして、環境が変われば、また、自然とスタジアムで観戦することができ、そのときに、応援を楽しめばよいのではないかと感じた。

最後に

何もサポーターというのは、スタジアムで観戦して、応援するだけではなく、なかなかスタジアムにいくことができなくても、関わり方は様々であり、それらを含めて楽しめばよいのではないかと自分自身で納得することができ、自分のペースで、自分なりの楽しみ方でサッカーに関わろうと思った。

サポーターとはこうあるべきと、べき論で勝手に考えてしまっていたことに気づき、こうあるべきと思っているのは自分の思い込みなのだろうと思えた。だからこそ、自分なりの楽しみ方を持てばよいのだろう。

サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった
by カエレバ

⇒ 元川悦子さん著「勝利の街に響け凱歌ー松本山雅という奇跡のクラブ」

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