FOOT×BRAIN(フットブレイン)でエディージョーンズHCが再放送

エディージョーンズ

2015/10/10のFOOT×BRAIN(フットブレイン)にラグビー日本代表のヘッドコーチであるでディージョーンズさんが登場していました。

と言っても、実際には、昨年に放送されたエディージョーンズヘッドコーチの内容を再編集したものでした。

冒頭で勝村さんがこの話しを聞くと説得力がありますよ!と言っていましたが、まさにその通りの内容でした。

今回の放送の中で特に印象に残っていたことが「若年層の指導法」という内容です。

【名将エディージョーンズから学ぶ世界との戦い方】という内容でラクビー日本代表の強化方法を説明していましたがその内容もさることながら、若年層、つまり、子どもの指導方法についてという内容が興味深かったです。

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テクニックよりもスキルを教えるべき

エディージョーンズヘッドコーチが以下のように説明していました。

日本のスポーツ全体に言えることですが、子どもに対してコーチは、テクニック重視で教えている気がしますと伝えていました。

例えば、どうやってボールをキックするのか?その完璧度を指導者が求めていると。

ラクビーもサッカーも同じなのですが、実際のゲームとトレーニングで行っている状況は違うし、ゲームの中でも同じ状況というものがない。

そのため、テクニックの完璧度ではなく、総合的なスキルというものを教えるべきだと思いますと。

日本人はテクニックとスキルが同じと捉えている。

つまり、テクニック=スキルと考えているが、テクニックとスキルは根本的に違うと説明しています。

スキル

テクニックとスキルの違い

テクニック=正確な技術
スキル=状況に応じた判断力

この2つの違いを説明するために「テクニックのあるパス」と「スキルのあるパス」の例を出していました。

テクニックのあるパスとは、「狙ったコースへ正確に出せるパス」のことを意味しています。

スキルのあるパスとは、「いつ・どこに・どのようなパスを出すのか?」つまり、状況判断の出来たパスのことだと説明しています。

日本人は子どもの時からもっと、この『スキル』を磨く必要があると説明していました。

簡単に言うと、テクニック=技術、スキル=判断力。
判断力を磨くことがラクビーでもサッカーでも、さらにスポーツ全体的に必要ということでした。

どのように判断力を磨くのか?その教え方、練習方法がポイントになってくると感じました。

スキル

日本スポーツ界への提言

国内で勝つことに主眼が置かれがちだと説明されており、これに慣れると国際レベルに対する意識が薄くなるとのことでした。

また、Jリーグで素晴らしいプレーをしていても、世界では、ドログバのような早くて、非常にフィジカルの強い相手と対面しなければいけないため、世界を意識してプレーする必要があると言っています。

世界を意識というと、例えば、Jリーグはメディアでも取り上げられるが、ACLなど世界に通じる大会がメディアであまり取り上げられていない状況を見ると、自分もそうだが、もっと世界を意識するためにも、目を向けるべき大会であると感じました。

最後に

テクニックとスキルは違う。

スキルは判断力。この判断力を子どもの時に鍛えることが、今後は必要となり、そのためにどのような練習をするのかが、指導者の腕の見せ所だと思いました。

ちなみに、「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」に記載されていましたが、オランダではサッカーの練習で4対4を取り入れて練習をしていると記載がありましたが、これも「判断力(スキル)」を磨くためのトレーニングということで取り入れているのではないかと思いました。

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