前作の「お金が貯まるのは、どっち!?」を読んでいて、「稼ぐ力」と「管理する力」という内容が印象深かったので、今回の本は、どんな内容が書かれているのか?と興味があったこともあり、今回の作品も読んでみようと思いました。
家族のお金が増えるのはどっち!?の内容
タイトルにあるように家族をテーマにしていること、自分の状況と本に書かれている状況が同じような状況であったので、興味深く読むことができた。
前作のように「稼ぐ力」や「管理する力」というような「~力」という内容は、本の中に記載は見当たらなかったが、あえて考えるとするなら「連結力」かなと思う。
親が利用している信用金庫や銀行と同じ信用金庫や銀行を利用することで、自分だけの審査だけでなく、親も含めて審査対象としてもらえるとのこと。特に信用金庫ではこの傾向が強く、親が培った信用を子どもが引き継ぐことができるとのこと。
親の信用を引き継げることを考えると「連結力」という内容になるのではないかと感じた。
この連結力を利用するために、自分の親・自分の子ども・配偶者と、いかにお金のはなしを気兼ねなくできるようにするか?そのための方法やテクニックが書かれている。
具体的な内容
はじめに、なぜ「家族」をテーマにしたのかという理由が書いてあった。
前作の出版後、読書からの感想を読んでいて、菅井さんが分かったことがあったそうです。
『それは、お金のことを考えるときに「ある存在」をイメージしていると。
それは、「家族」の存在だということに。たんに、自分のお金を増やしたいというだけでなく、夫婦のろうごの暮らしや子どもの将来のために、お金に関する知識を深めたいと考えていることに。』
このような背景があって、今回は家族をテーマにしたそうです。
自分もそうですが、確かにお金のことを考える場合には、家族の存在を意識しているなと思います。
子どもに将来お金のことで苦労させないように、少しずつでも貯金をしておこう。
独身の時なら、結婚するときにお金からかかるから、少しでも貯蓄しておこう。
老後のために今から、投資をして夫婦で楽しめるようにしておこうなど、
意識はしていないが少なからず「家族」の存在は意識しているなと感じました。
本の内容としては、三章立てで、第1章では、自分の親と自分の間で、お金を貯めるには、どんなことに気をつければ良いのか?がまとめられています。
第2章では、自分と自分の子どもの間で、また、子どもへのお金についての教育の仕方(お小遣いの渡し方など)についても触れられています。
第3章では、夫婦間でのお金の貯め方について、記載されています。
もちろん、前作同様に信用金庫の利用についても、それぞれの章で取り上げられています。
最後に
お金のことを考えている場合、たしかに家族のことをかんがえているなぁと、盲点をつかれた感じでした。家族であっても、意外とお金に関して共通の認識を持つのが難しいなぁと感じていました。
毎月の生活費として用意している額が足りないと言われることが多くなり、家計簿を付けているものの、なぜか計算が合わず何に使ったのか?と聞いても、レシートばかり財布に入れたと言われる。
なぜ?なぜ?と悶々としていた時でもあったので、第3章に記載されていたことを実行して、お互いに共通の認識を持ちたいなと思いました。
なお、出費の原因を探るため、週ごとの封筒を用意して、そこにレシートをいれて使い道をあきらかにしようかとしています。
家族のお金が増えるのは、どっち!? | ||||
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