2015年7月にロシアのカザンという都市で開催される世界水泳選手権から導入される種目として、シンクロナイズドスイミング・ミックスデュエットがあります。
ミックスデュエットとあるように女性1人と男性1人の計2名で演技を行います。
このミックスデュエットの男子日本代表に選ばれたのが「安部篤史(あべあつし)」選手です。
ちなみに、女性の日本代表選手に選ばれたのは「足立夢実(あだちゆみ)」選手です。
足立選手は、ロンドンオリンピックのシンクロナイズドスイミングのチーム種目の日本代表選手として出場し、5位の成績を収めています。
スポンサーリンク
安部篤史選手のシンクロの経歴
安部選手は映画『ウォーターボーイズ』に影響を受け、ウォーターボーイズで演技指導をしていた不破央さんが主宰している水中パフォーマンス集団トゥリトネスに加入しました。
その後、不破さんにすすめられて男子シンクロを始めたそうです。
ちなみに、ドラマ「WATER BOYS」にも出演しており、「WATER BOYS2」では水中演技の振り付け、指導に携わっています。
また、2009年には男性のシンクロ世界大会に出場し、ソロで優勝。
さして、2011年「メンズカップ4」アムステルダム大会にも出場し、ソロで優勝しています。
この経歴があるからこそ、今回の日本代表の選考会でも断トツの成績で日本代表に選出されています。
実際の結果は以下のとおり
第1位 安部 篤史 77.167(席次点 8)
第2位 島井 競生 68.333(席次点 16)
第3位 ショーン先右 61.000(席次点 29)
第4位 内田 吉信 59.667(席次点 33)
第5位 菅原 義孝 59.167(席次点 34)
選考会での演技
日本代表を決める選考会の演技がYouTubeにありました。(2017年7月1日時点で、以前視聴できていた動画が削除されていたようなので別の動画に差し替えました)
実際の演技を見ると、すばらしい!の一言です。
まずは登場して入水までの一連の動きだけでも、身体の至る部分に神経を使いながら演技を
しようとしている所、動きの強弱というか、しなやかさなど。
実際に水の中に入っての演技を見ても、指先にまで神経を使いながら、演技をしている様子が
分かります。
また、演技中の表情も豊かで、ここまで気を使いながら演技をしていることから、身体のパーツ・パーツでの演技をしようとしている姿が見て取れます。
このように身体の細部にまで気を使って演技をしていることが、本当にすばらしいと思う要因であり、見ている人を感動させることができるのだと思います。
世界選手権でどのような演技をするのか注目したいと思います。