※2017年2月23日、見逃し配信時のフルタイムとハイライトの切り替えができる内容を追記
イギリスのパフォーム・グループがJリーグと結んだ放映権契約が10年間で2100億円と言われおり、そのパフォーム・グループが提供するインターネット動画配信サービスをDAZN(ダゾン、正しくはダ・ゾーン)と呼びます。
そのDAZNの日本社長がFoot×Brain(フットブレイン)に出演されていたので、その内容と自分自身でも無料視聴を始めたので、その内容を紹介したいと思います。
FOOT×BRAIN(フットブレイン)
2017年2月19日のFoot×Brain(フットブレイン)に、DAZN日本の社長、中村俊さんが出演され、スポーツ動画配信のDAZNについて説明がありました。
Jリーグを選んだいきさつは?
まず最初に中村社長からJリーグを選んだいきさつの説明がありました。
日本はもともとこういったサービスをやるポテンシャルを持っていると考えている。
理由としては、世界第3位の経済大国、インターネットの普及がすすんでいる
これらの考えで、時間はかかるかもしれないがこのビジネスは成功するのではないかと考えている。
DAZNの戦略
続いて、DAZNの日本での戦略について説明がありました。
戦略の1つ目:いつでもどこでも
130以上のスポーツコンテンツが用意されており、年間で6000試合以上が視聴可能。
DAZN に加入すれば、上記のコンテンツが全て視聴可能です。
戦略の2つ目:テレビでの視聴環境
中村社長から以下のような説明がありました。
日本はテレビ文化が主流だと思います。スポーツを観戦するのは、大画面でビールを飲みながら、みたいじゃないですか。
これからでてくるスマートテレビは、ほとんどのメーカーで、DAZN があらかじめ入っていて、テレビをつけると視聴できるようになっている。
長期的な視野を持って計画を立ていますので、1年2年ですぐに利益が出るというふうには考えていない。
そのため、Jリーグとも10年という長期の契約を結んで、確実に成長させていこうと考えている。
都並さんから、1750円(税抜)という価格だとちょっと僕らは不安があるが、そこは長期でいけば、最終的に国民の思考まで変えていく感じですよね?という質問があり、中村社長は以下のように回答しています。
大丈夫です。(かなり力強く言い切った感じでした。)
今までネットを使っての、Netflix(ネットフリックス)だとかHuluだとか、そういったものがでてきましたので、日本の皆さまもそういう雰囲気にはなってきたんじゃないかと思っています。
次に福田さんが、何千試合とみれるじゃないですか、サッカーであれば、Jリーグが今節あります。その試合はシーズン中見れるんですか?それとも一週間とか二週間でなくなっちゃうんですか?と質問がありました。それに対する中村社長の回答が以下のとおりです。
今のところ、一ヶ月間は、見逃し配信があります。
一ヶ月過ぎてしまうと見れない。
さらに、都並さんからテレビの場合は録画でいいわけですよね?と質問があり
録画は現時点では、できないです。
それも、ご要望はたくさん来ています。それも我々の方で、検討している。
戦略の3つ目:ヨーロッパの中継技術の導入
とにかくお客さんに分かりやすく、そして楽しませることが重要ということで、ヨーロッパの中継技術を導入さているようです。
Jリーグの映像クオリティーもあげていこうとしていると説明されていました。
なお、今までJ1で使っていたカメラの台数は6台とのこと。(あくまで6台は平均的な台数とのこと。)
これを9台にすると説明があり、J2が6台、J3が4台とも話をしていました。
また、毎節、注目の試合についてはカメラ台数を16台にするようです。
迫力のある映像が提供できるんじゃないかと思いますと説明されていました。
ここまでの話しのあとに、都並さんから以下のような質問がありました。
制作の技術が大事になってくると思うが?
ヨーロッパでプレミアリーグに関わっていた方が、日本に来て対応している。
今までは、カメラの位置や台数がバラバラだった。
今回から統一して対応して、これがJリーグの映像というブランドの価値もあげていこうとしているとのことでした。
また、日本独自のオリジナリティを出すために、アイデアがあるそうです。
地元のおばちゃんからみてJリーグはどうか?サポーターから見て、今回の試合はどうだったか?という番組も作っていけたらと考えているそうです。
課題
若い世代のファン獲得が課題となっているようです。
観戦者の年齢分布図を見てみると、日本のサッカーファン層は高い年代が多くしめ、将来的な底上げを考えると重要な問題とのことでした。
最後に
DAZN とはどんな意味なのか?と皆藤さんから質問がありました。
in the zone(インザゾーン)
the 「ザ」だが、口語で「ダ」という人たちがいて、ダゾーン。
ゾーンに入って観戦するという意味だそうです。
このような内容がフットブレインで放送されていました。
カメラの台数増加による映像がどのようになるのかは放送が始まってからでないと分かりませんが、その点には期待したいと思います。
次に、実際に自分で調べてみた内容について書いておきます。
DAZNの料金
DAZN(ダゾン)の料金体系は2種類あります。
・月額1750円(税抜)
・携帯、スマホがドコモであれば、月額980円(税抜)
※ドコモの場合は、「DAZN for docomo」というサービスが利用可能です。
DAZN(ダゾン)でJリーグを視聴する場合の注意点
2017年のJリーグからJ1・J2・J3の試合が視聴可能となります。
注意点としては、明治安田生命J1からJ3の全試合とJ1昇格プレーオフです。
ルバンカップ(旧ヤマザキナビスコカップ)や天皇杯は配信対象外でした。
DAZN(ダゾン)でのJリーグ以外のサッカー視聴
調べて分かったのですが、DAZN(ダゾン)ではブンデスリーガの1部や2部の主要試合なども配信されます。
ブンデスリーガが視聴できるのはありがたいと思います。
なお、セリエAやスペイン国王杯、2018年のワールドカップに向けての南米予選、ヨーロッパ予選なども視聴できるようです。
2017年2月18日時点で視聴できるサッカーについては以下のとおりです。
・JリーグDAZNニューイヤーカップ
・Jリーグ、アジアチャレンジ
・FAカップ
・コパデルレイ(スペイン国王杯)
・コッパイタリア
・Aリーグ(オーストラリアの1部リーグ)
・ベルギープロリーグ(久保選手の試合も観戦できます!)
・ブンデスリーガ
・リーグアン
・セリエA
・アフリカネイションズカップ
・スコットランドプレミアリーグ
・ブンデスリーガ2
・フランスカップ
・イングランドチャンピオンシップ
・DFBポカール(ドイツのカップ戦)
・イングランドリーグカップ
サッカー以外のスポーツ配信
サッカーだけの配信になるのかと思っていましたが、野球、バレーボール、モータースポーツ、ラグビー、格闘技、バスケットボール、テニスなども視聴可能です。
2017年2月18日時点で視聴できるスポーツ
種目 | 詳細 |
野球 |
横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープのホームゲーム全試合、MLB ※野球はまだシーズンが始まっていないので視聴できません。 |
モータースポーツ | AMAスーパークロス、F1 |
バレーボール | Vチャレンジリーグ1女子、Vプレミアリーグ女子、Vプレミアリーグ男子、Vチャレンジリーグ2女子、Vチャレンジリーグ1男子、Vチャレンジリーグ2男子 |
ラグビーユニオン | 欧州ラグビーチャンピオンズカップ、欧州ラグビーチャレンジカップ、プレミアシップ |
バスケットボール | NBL、バスケットボールチャンピオンズリーグ、NBA |
アメリカンフットボール | NFL |
アイスホッケー | NHL |
総合格闘技 | UFC |
ダーツ | マスターズ、プレミアリーグ |
スヌーカー | マスターズ |
テニス | サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー、台湾オープン、デビスカップ、ソフィアオープン、エクアドルオープン、南フランスオープン、カタールトータルオープン、アルゼンチンオープン、MEMPHISOPEN、デルレイビーチオープン、ドバイテニスチャンピオンシップ |
ゴルフ | ジェネシスオープン、ウェイストマネージメントフェニックスオープン、ぺブルビーチプロアマ |
自転車競技 | ドバイツアー |
水泳 | FINA SWIMMING WORLD CUP |
陸上 | IAAF世界室内ツアー |
キックボクシング | グローリー |
フィッシング | |
馬術 | FEIワールドカップ |
馬場馬術 | FEIワールドカップ |
ボクシング | WORLD CHAMPIONSHIP BOXING |
スカッシュ | トーナメントオブチャンピオン |
ハンドボール | IHFワールドチャンピオンシップ |
卓球 | ワールドチャンピオンシップ |
1か月間の無料視聴が可能
1カ月間の無料体験を利用できます。なお、1カ月間に満たない場合で解約しても当初から1か月間までの期間は視聴ができるようです。
また、「DAZN for docomo」で申し込みをした場合も初回31日間は無料で視聴可能です。
なお、「DAZN for docomo」で無料視聴を利用する場合ですが、日割り計算がされないため、月の途中で加入をした場合、2月の途中で加入した場合、3月分の利用料金は日割り計算がされないため、料金がかかるようですので注意してください。
無料期間があること、ドコモを利用していることもあったので無料体験を利用してみることにしました。
DAZN for docomo
「DAZN for docomo」を利用する場合は、ドコモのdアカウントが必要となります。
そのため、dアカウントを取得するところから始めました。
早速、気になったのは、ガラケーでもdアカウントが取得できるのか?という点です。
調べてみると、パソコンから取得可能でした。ただ、調べている途中で、ガラケーでも取得している場合があること、その確認の仕方も分かりました。
ちなみに、確認方法(ガラケー:N-01Fでの)は以下のとおりでした。
「iモードメニュー」 → 「お客様サポート」 → 「4.パソコンからのご利用方法/dアカウント発行」 → 「1.dアカウントの確認」 → 「ID/パスワード確認・ロック解除」 → 「ネットワーク暗証番号」
操作してみるとdアカウントが既に取得できていたので、次に「DAZN for docomo」を登録しました。
登録は以下のサイトから行いました。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/d4d/index.html
上記の画面の「ネットでお申込み」というボタンから登録が可能です。
登録完了し、そのままの流れで、今度はダゾンに名前とメアドを登録して、最後にダゾンアプリをインストールして完了です。
だいたい、10分ぐらいでここまでできました。
なお、利用しているのがガラケーということもあり、「DAZN for docomo」で登録をしたあとの登録完了画面で「My docomoに登録されている機種はこのサービスに対応しておりません!」と表示がありましたが、気にせずにそのまま登録を進めてください。
ちなみに、登録が完了すると以下のような画面が表示されました。
この後、「視聴はこちらから!」というバナーからDAZNの会員登録をしてから利用が開始します。
アプリを起動した画面は以下の通りです。
配信だけでなく、見逃し配信という見逃した方向けにも、配信してもらえるサービスがありました。
DAZNは録画できない
2916年2月23日時点では、見逃し配信があるため、録画はできません。見逃し配信の配信期間は30日です。
ただ、今後、この期間を見直しやダウンロード機能については対応を検討しているとサイトに記載がありましたし(20170216時点)、FOOT×BRAIN(フットブレイン)に中村社長が出演された時も検討しているとの話があったので、今後、変更される可能性は十分にあるかと思います。
見逃し配信
DAZNではライブで試合を配信するだけでなく、見逃し配信というメニューも用意されています。
もちろん、ハイライトという動画も用意されているのですが、見逃し配信を選択すると、以下の画面のように、フルタイムで試合を視聴するのか、それともハイライトシーンだけを視聴するのかを切り替えることができます。
フルタイムであれば2時間分の試合が視聴でき、ハイライトでは6分ぐらいの動画を視聴できました。
意外と海外サッカー(ブンデスリーガやセリエAなど)も配信されており、ハイライトのみでも視聴できてしまうので、視聴しだすと見いってしまうと思いました。
視聴した時の様子
無料期間でさっそく、視聴してみましたがその時に様子です。
⇒ UEFAチャンピオンズリーグ2017の決勝トーナメント(ベスト16)の組み合わせが決定!
⇒ FOOT×BRAIN(フットブレイン)で紹介された体幹トレーニングの問題点